令和6年度 糸島医師会 病院情報の公表

年齢階級別退院患者数

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数212140149247240448440243

・自院の退院患者層は、70歳以上より増加し、70~89歳が最も多いです。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

診断群分類別患者数等
(診療科別患者数上位5位まで)

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■乳腺甲状腺外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

090010xx99x4xx乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり1992.453.640.0057.70 
090010xx010xxx乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし5819.039.770.0064.21 
090010xx99x9xx乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 9あり513.294.830.0061.18 
090010xx99x80x乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 8あり 定義副傷病 なし472.283.580.0058.83 
090010xx99x6xx乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり322.563.650.0062.09 

・乳腺外科上位5疾患は、乳癌に対する化学療法治療や手術が多く行われています。

*化学療法治療とは、パクリタキセルやトラスツズマブ デルクステカン等を投与していることを示します。

■消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術792.252.570.0070.10 
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし2624.6916.4011.5484.38 
060102xx99xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし2212.647.604.5571.82 
060130xx9900xx食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし1416.577.677.1478.14 
060190xx99x0xx虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし1417.298.510.0073.36 

・消化器内科上位疾患は、大腸ポリープ、結腸憩室炎、胃腸炎、肺炎等の入院患者さんです。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

■消化器外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし1119.918.880.0081.91 
060150xx03xxxx虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 
060330xx02xxxx胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 
060380xxxxx0xxウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 

・消化器外科上位5疾患は、胆管結石・胆管炎の治療が一番多く、他に虫垂炎、鼠径ヘルニア胆嚢結石・胆のう炎の入院患者さんです。

・消化器外科の患者さんは、2024/11よりDPC対象病棟(一般病棟)ではなく地域包括医療病棟(その他病棟)で対応しているため、診断群分類患者数の集計から対象外となっています。そのため昨年度より件数が減ってます。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています

■循環器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし3233.0616.406.2586.59 
050130xx9900x0心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外2536.6817.330.0082.16 
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし1034.3013.6610.0079.40 
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし 
040090xxxxxxxx急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 

・循環器内科上位疾患は、心不全、肺炎、尿路感染等の入院患者さんです。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています

■呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし1922.5316.4015.7983.95 
040120xx99000x慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし1919.6812.950.0072.84 
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし1735.3520.7823.5386.88 
040100xxxxx00x喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし1111.006.380.0052.91 
040110xxxx00xx間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし1128.0018.680.0078.00 

・呼吸器内科上位疾患は、肺炎、誤嚥性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎等の入院患者さんです。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

■脳神経内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし2133.8620.7833.3387.62 
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし139.004.670.0069.46 
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし1224.5816.400.0084.00 
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし 
010060xx99x20x脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 

・脳神経内科は、誤嚥性肺炎、めまいなど多くなっています。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

■血液内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし1940.6820.785.2688.74 
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし1332.3116.400.0088.23 
050130xx9900x0心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 
100380xxxxxxxx体液量減少症 
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし 

・血液内科は、高齢者に多い誤嚥性肺炎などが多くなっています。悪性リンパ腫や貧血の精査等も行っています。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

■糖尿内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢

患者用パス

10007xxxxxx1xx2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり1827.5613.7711.1171.33 
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし1118.6416.409.0986.73 
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 
10007xxxxxx0xx2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし 
040070xxxxx0xxインフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 

・糖尿内科は、2型糖尿病と高齢者の肺炎等が多くなっています。

・入院患者さんの平均年齢が高くなっているため、全国の平均在院日数より入院期間が長くなっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別
並びに再発患者数

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初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌18
大腸癌101118
乳癌100150826905018
肺癌18
肝癌18

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

・自院では、乳癌を中心に消化器系(大腸癌など)に対するがん治療行っています。また、緩和ケア病棟を有しており、がん患者さんの苦痛を和らげる緩和ケアの体制も整えています。

・再発患者とは、緩和ケアが中心で他院術後の患者さんが主です。

*患者数は延べ患者数とする。(化学療法患者も含む)

*Stageが「0」のものは集計対象外とする。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症3213.9756.00
中等症11025.9481.38
重症2832.1184.54
超重症
不明

・自院の成人市中肺炎の重症度別入院患者数は、重症度が上がるにつれて平均年齢も上がっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

脳梗塞の患者数等

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発症日
から
患者数平均在院
日数
平均年齢転院率
3日以内1230.5083.2526.67
その他

・自院の脳梗塞の患者数は、発症から3日以内の患者が多く、平均年齢83歳、平均在院日数30日程度の入院となっています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

診療科別主要手術別患者数等
(診療科別患者数上位5位まで)

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■消化器外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢

患者用パス

K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術205.258.300.0070.30 
K6871内視鏡的乳頭拡張術 等133.1524.777.6981.77 
K6335鼠径ヘルニア手術 
K688内視鏡的胆道ステント留置術 
K7181虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 

・自院の消化器外科上位5位までの手術は、胆石性胆のう炎、総胆管結石性胆管炎、鼡径ヘルニアなどの疾患です。

・消化器外科の患者さんは、2024/11よりDPC対象病棟(一般病棟)ではなく地域包括医療病棟(その他病棟)で対応しているため、診療科別主要手術別患者数の集計から対象外となっています。そのため昨年度より件数が減ってます。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

■乳腺甲状腺外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢

患者用パス

K4763乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))382.1616.080.0064.82 
K4762乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))191.116.950.0055.05 
K6112抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 等180.002.330.0059.56 
K4765乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)161.5618.750.0063.56 
K4741乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) 

・自院の乳腺外科上位5位までの手術は、乳腺悪性腫瘍、ポート植込み、乳腺腫瘍です。

・リンパ節郭清まで行わない早期乳癌の手術の方が多く行っています。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

■消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢

患者用パス

K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)770.141.090.0070.48 
K654内視鏡的消化管止血術 
K722小腸結腸内視鏡的止血術 
K6532内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 
K7212内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 

・自院の消化器内科上位5位までの手術は、大腸ポリープ切除、上下部消化管出血術、早期悪性腫瘍胃粘膜術です。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症
および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる
180010敗血症同一
異なる
180035その他の真菌感染症同一
異なる
180040手術・処置等の合併症同一
異なる

・自院のDIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症は、全て10件未満です。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した
患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)

分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)

リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率

12211392.62

周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。

肺血栓塞栓症発症リスクが「中」以上の手術を施行した退院患者数に対する、肺動脈血栓塞栓症の予防対策が実施した割合です。

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母)

血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)

血液培養2セット実施率

52144785.80

広域抗菌薬を使用する際、投与開始初日に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は2セット以上行うことが推奨されています。

血液培養オーダー日数に対する、血液培養検査を2件以上実施した割合です。

広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)

分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)

広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率

18014681.11

不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を取り組みが求められています。抗菌薬適正使用は正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要となります。

広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数に対する、細菌培養同定検査が実施した割合です。

転倒・転落発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)

退院患者に発生した
転倒・転落件数(分子)

転倒・転落発生率

28,617722.52

転倒・転落の集計は、転倒・転落の発生件数を追跡し、事例を分析することで、転倒・転落の発生リスクの低減につながります。

入院患者延べ数に対する、退院患者に発生した転倒・転落した割合です。

転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)

退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)

転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率

・転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率は、全て10件未満です。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率

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全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)

分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)

手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率

152152100.00

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与は、手術開始前に抗菌薬を投与することで、術後感染を抑えることが期待されています。

全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数に対する、手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与した割合です。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)

褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)

d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率

・d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率は、全て10件未満です。

*10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合

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65歳以上の退院患者数(分母)

分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)

65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合

1,1971,18899.25

早期に低栄養リスクを評価し適切な介入することで、入院期間の短縮、予後の改善につながります。

65歳以上の退院患者数に対する、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数の割合です。

身体的拘束の実施率

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退院患者の在院日数
の総和(分母)

分母のうち、身体的
拘束日数の総和(分子)

身体的拘束の実施率

28,6171,1624.06

身体抑制の実施状況を把握し、身体的拘束最小化チームで検証することで、不要な身体拘束の低減につながっています。

退院患者の在院日数の総和に対する、身体的拘束日数の総和の割合です。