看護部門
看護部長あいさつ
患者さんご自身の力を、そして糸島の暮らしを、看護の力で支えます。
〈看護部理念〉
患者さんの尊厳と権利を尊重し、地域に根差した「心のかよう看護」「信頼される質の高い看護」を目指します。
糸島医師会病院は1969年に開設。以来かかりつけ医と共に、糸島の皆さまのいのちと安心を支えています。現在の入院病棟は、急性期医療を担う一般病棟
(DPC算定病棟、入院基本料7対1体制)・リハビリや在宅支援を担う地域包括ケア病棟・症状コントロールを担う緩和ケア病棟など、
幅広い医療を提供しており、地域の中核病院としての役割を担っています。看護部では日々進化する医療の現場で、多職種と協働し、
患者さんご自身の力を引き出すケア、暮らしの視点を大切にしたケアを目指しています。
看護部の理念は「地域に根ざした、心の通う看護」当院はかかりつけ医である地域の医療機関の先生方からのご紹介で利用される患者様が多く、
その特性を生かした継続看護の実践や入退院支援に取り組んでいます。そして、「信頼される質の高い看護の提供」のために、
看護教育においてはクリニカルラダーによる目標管理・各種研修会の実施・積極的な学会への参加を行っています。
超高齢社会を迎え、病院という職場も大きく変化している昨今ですが、私たち自身が健康でやりがいをもって働き続けられる環境をつくるのが、
看護部長である私の役割だと感じています。ともに学び・悩み・喜び・成長しながら、患者さんのいのちと安心を支えてまいりましょう。
2階病棟
【スタッフ】師長1名・主任1名・看護師20名・准看護師2名・ナースエイド(看護助手)7名・クラーク2名
2階病棟では、地域の皆様に信頼される「心のかよう看護」「質の高い看護」を目指し日々努力をしています。
特徴は、定床40床の外科・内科の混合病棟で、消化器系や乳房などの手術、化学療法、その他の治療を目的とする多様な状態の患者さんが入院されています。
術後は安全かつスムーズな離床、異常の早期発見や合併症の予防に努めています。
また、受持ち看護師を中心とし入院時から退院後の生活を見据え計画的な介入を行い、患者さんが安心して退院できるように、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、メディカルソーシャルワーカー等の多職種と協働し退院支援を行っています。
- 2階ナースステーション
- 2階病棟廊下
- 病室
- 談話室
3階病棟
【スタッフ】師長1名・主任1名・看護師15名・准看護師2名・ナースエイド7名・クラーク2名
3階病棟は地域包括ケア病棟です。
当病棟は地域包括ケア病棟 病床数39床です。
医療や介護が必要になっても地域で暮らし続けたいという患者さんの支援を行うことを目的とし、急性期治療後のリハビリ、在宅復帰支援を行うほか、在宅、施設療養患者さんの増悪時の対応やリハビリを行い、安定した療養生活の支援をさせて頂いています。
4階病棟
【スタッフ】
師長1名 主任1名 看護師29名 准看護師1名 ナースエイド7名 クラーク2名
当病棟は一般57床を有しています。
患者さんの疾患は心疾患、脳疾患、糖尿病をはじめとしてさまざまですが、高齢者が多く介護度が高い方々の看護を行っています。
医師・薬剤師・管理栄養士・ソーシャルワーカー・理学療法士・作業療法士と連携してチーム医療の提供に努め、患者さん・ご家族が不安なく一日も早く退院ができるよう支援させていただいてます。
緩和病棟
【スタッフ】
専従医師 1名・兼任医師 3名・看護師 13名・ナースエイド1名・ソーシャルワーカー・薬剤師・栄養士・ボランティア 数名
【病床数】
14床
スタッフ一丸となって、チーム医療の充実を図っております。
患者さんとご家族の、身体的・精神的苦痛を緩和できるようにご要望を伺いながら適切な医療と看護の提供をいたします。
生活空間を大切にして、広い廊下の隅々に花を絶やさず、静かな環境の室内には、穏やかな音楽が流れ、アロマの香りがほのかに漂っています。
全室どの窓からも田園と山々を間近に見下ろし四季折々の風景が見渡せ、ベランダから見える雄大な背振山系の山々には心が和みます。
緩和病棟では、ご家庭での暮らしと同じように記念日や季節の移り変わりを感じていただけるような催し事を行います。
また、患者さんの生活スタイルを大切にした日常生活をケアさせて頂いています。
- 緩和ナースステーション
- 和みのある環境でおもてなしをいたします
- 病棟から望む背振山系
緩和外来を毎週木曜日の午前中、予約制にて行っています。なお、外来、入院のお問い合わせは、当院地域医療連携室で行っています。
また、緩和ケアについてお知りになりたいことがございましたら、 こちらからメールをお送りください。
緩和ケアスタッフより、メールにてお返事させていただきます。
なお、土、日、祝日など、お返事に少々お時間をいただく場合もございます。ご了承下さい。
メールの内容については、担当者以外の職員が閲覧することはございません。
中央治療室
手術室、中央材料室、内視鏡室、放射線室における特殊検査・治療業務を担当しています。
スタッフは現在看護師12名、アシスタント2名です。
全ての担当部門において、医療安全、感染予防を目標に日々学習を行い、常に質の高い看護が出来るよう研鑽しています。
手術室
手術室は2室を有し、消化器疾患(胃癌、大腸癌、胆道系)と乳腺疾患を主とし、年間約300症例の手術を施行しています。
毎週月曜日と金曜日には他職種が参加し術前術後のカンファレンスを行い、最善の状態で手術が行われるよう、また、速やかに健康の快復ができるよう協働しています。
術前術後には必ず担当看護師が患者訪問を行います。術前には安心して手術を受けていただけるようオリエンテーションを行い、術後は提供した看護の評価を必ず実施し、責任を持った看護の提供につとめています。
中央材料室
中央材料室は、院内で使用する医療機材の洗浄、消毒、滅菌、管理を行い、安全な物品の提供に努めています。
内視鏡室
内視鏡室は、検査台2台で稼働しています。
会員の先生方からの検査依頼も多く、年間2000症例を越えています。
上部・下部の消化管検査を主とし、早期の胃癌、大腸癌、胃や大腸のポリープに対しての内視鏡的治療を実施しています。
看護師は日本消化器内視鏡学会認定の技師が在籍し、専門分野で活躍しています。
安全な機器の使用と、患者さんが安心して安楽に検査受けていただけることを目標に地域支援病院としての責務を果たせるよう勤めています。
2017年11月に内視鏡室のリフォームを行い、これまでよりも明るく、より清潔な環境を提供出来るようになりました。
これまで足もとに散らばっていたコード類をなくし、全て天つり式とすることによって安全面にも配慮しています。
隣にはリカバリースペースを設置し、検査後にゆっくりお休みいただけるようになりました。
内視鏡システムはオリンパス EVIS LUCERA CV-290を使用し、拡大内視鏡検査が施行できます。また、ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術)も行っています
放射線室
放射線室では主にCTやMRIでの造影検査介助、透視下での検査、治療介助(ERCP、PTBD、大腸や胆道へのステント留置術など)、心臓カテーテルによる検査、治療介助を行っています。
緊急処置が必要な患者さんへの対応が迅速に出来るよう、安全、安楽、安心を目標に研修会の実施やチームでの情報共有を行い、また、患者さんに寄り添った看護に努めています。