• 【TEL】092-322-3631
  • 【FAX】092-322-1206

リハビリテーション室

リハビリテーションの目的

理学療法

病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、身体機能障害の回復のための訓練だけではなく、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指して実施しています。
関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な技術を用いて、日常生活の自立を目指します。

理学療法の画像

作業療法

身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、作業を用いてリハビリテーションを実施します。
日常生活活動に関する訓練 、家事、外出等の訓練、作業耐久性の向上、職業関連活動の訓練、福祉用具の使用等に関する訓練、住環境への適応訓練、発達障害や高次脳機能障害等に対するリハビリテーションを実施しています。

言語聴覚療法・摂食機能療法

脳血管障害や先天的な障害により、コミュニケーション(話す・聴く・書く・読むなど)が難しくなっている方に対して、評価・リハビリテーションを実施しています。
言葉をスムーズに思い出すための語想起訓練や、はっきりとわかりやすく喋るための構音訓練など、より円滑なコミュニケーションを得るための訓練を行っています。
また、食物や水分が気管に浸入してしまう(誤嚥)方に対しても検査・訓練を実施しています。食物の形の変更や食事姿勢の調整など、「食べる喜び」の維持・回復を目指しています。

スタッフ

当院は入院患者さんを中心としてリハビリを実施しています。
基本的に中枢神経疾患・呼吸器疾患・整形外科疾患・心疾患・内科的、外科的疾患に伴う体力低下の方に対しリハビリテーションを行っています。
急性期から亜急性期の方が主となっておりますが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士として専門性を活かしながら日々患者さんと向き合って訓練を実施しています。
場所は、外来診察室の西側の奥、新館一階になります。

当院のリハビリテーション

【理念】
私達は、家庭復帰・社会復帰を目的としたリハビリテーションを行います。

急性期リハビリテーション

入院もしくは手術後翌日からリハビリテーションの介入をします。
急性期リハビリテーションは「廃用症候群」を予防することが重要となります。
廃用症候群とは長期機能を使わなかったために筋肉が痩せたり、関節が固まって動かしにくくなる状態のことです。
その為、手足の関節を動かして関節や筋肉が固まって動かなくならないようにする訓練や、手足を良肢位に保つための訓練を実施します。 また、早期離床を促し、基本動作・日常生活動作訓練を開始します。

亜急性期リハビリテーション

状態が安定した後、在宅復帰目的のために退院までリハビリが継続して必要な方に対して実施します。
主に、身の回りの事や歩行などが可能になるための日常生活動作訓練や、家事動作や仕事復帰を目的とした訓練、在宅での環境を把握するための訪問指導などを実施しています。
医師、看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなどが協力し合いながら、患者さんおよび家族と一緒にできるだけ、安心した環境で早期に在宅復帰ができるように、アプローチを実施しています。

【施設基準】

  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料

【疾患について】

・心大血管疾患リハ
急性心筋梗塞、狭心症発作その他の急性発症した心大血管疾患又はその手術後の患者。
慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来たしている患者。

・脳血管疾患等リハ
急性発症した脳血管疾患又はその手術後の患者、急性発症した中枢神経疾患又はその手術後の患者、神経疾患の患者、慢性の神経筋疾患、失語症、失認及び失行症、高次脳機能障害の患者、難聴や人工内耳植込手術等に伴う聴覚・言語機能の障害を有する患者、リハビリテーションを要する状態であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力の低下及び日常生活能力の低下を来している患者

・運動器リハ
急性発症した運動器疾患又はその手術後の患者、慢性の運動器疾患により、一定程度以上の運動機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者

・呼吸器リハ
急性発症した呼吸器疾患の患者、肺腫瘍、胸部外傷その他の呼吸器疾患又はその手術後の患者、慢性の呼吸器疾患により一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活能力の低下を来している患者、食道癌、胃癌、肝臓癌、咽・喉頭癌等の手術前後の呼吸機能訓練を要する患者。

・がん患者リハ
がん治療の為に入院している間に手術・化学療法が行われる予定または行われたもの、また在 宅復帰を目的としたリハビリが必要な方。

リハビリテーション室画像1

リハビリテーション室画像2
リハビリテーション室画像3

 こちらもご覧ください。